帯状疱疹予防ワクチン(シングリックス)
―帯状疱疹とは―
帯状疱疹は、水痘(すいとう;みずぼうそう)ウイルスが原因で発症する皮膚疾患です。子どもの頃にかかった水痘ウイルスは、治癒後も体内の神経に潜伏し、加齢やストレス、免疫力の低下などをきっかけに再活性化することで帯状疱疹として現れます。
主な症状は、皮膚の痛みを伴う赤い発疹や水ぶくれで、神経に沿って帯状(おびじょう)に広がるため、「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」と呼ばれます。特に高齢者では、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長期にわたる強い痛みが残ることがあり、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
50歳以上の方の約3人に1人が生涯で帯状疱疹を発症するとされており、予防の重要性が高まっています。
―当院では、帯状疱疹ワクチン「シングリックス」を取り扱っております―
「シングリックス」は、日本では2018年に承認された不活化ワクチンで、50歳以上の方、または、18歳以上で帯状疱疹の発症リスクが高いと考えられる方(基礎疾患がある方、免疫不全状態にある方、特定の慢性疾患(高血圧、糖尿病、関節リウマチなど)がある方等)を対象とした帯状疱疹予防ワクチンです。
・接種方法:筋肉内注射
・接種回数:2回接種を行います。
初回接種→2ヶ月後に2回目接種(2ヵ月を超えた場合であっても、6ヵ月後までに2回目の接種を行う)
価格:1回の接種につき、自費で、1回 24,000円(税込み)
2回の筋肉内接種により、90%以上の高い予防効果が報告されており、帯状疱疹後神経痛の予防効果も期待されています。また、帯状疱疹ワクチンは認知症リスクの低下にもつながっているという報告もあり、近年注目されています(Nat Med. 2024 Oct;30(10):2777-2781)。
予約方法:お電話にて承ります。在庫は置いておらず、予約が入り次第、取り寄せとなります。
当院では、初回は接種後に30分間院内で待機していただき、体調に変化がないか確認した後でご帰宅いただきます。お時間に余裕をもってご予約をお取りください。
―副反応・注意事項など―
シングリックスは筋肉注射のため、副反応として、注射部位の痛み、腫れ、発赤、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛などが報告されています。
インフルエンザ予防接種等、他のワクチンとは同時に接種が可能です。生ワクチンではないため、免疫力が低下している方にも接種可能です。
