周囲に音がないにもかかわらず、耳の中で音が聞こえる症状です。耳鳴りの聞こえ方は人それぞれで、高音や低音、ザーザー音、キーン音など様々です。 一時的に発生するものから、長時間続くもの、常に聞こえるものまで、症状の持続時間も異なります。難聴に伴って起きることが多いですが、耳鳴りが単独で起きることもあります。症状が強い場合には、自律神経異常、不眠、うつ状態などを引き起こすこともあります。まれですが、脳の腫瘍(聴神経腫瘍など)や血管病変の初期症状であることもあるので、注意が必要です。鼓膜のチェックや、聴力検査が基本となりますが、原因や症状にあわせて、追加の検査や治療を選択していきます。