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耳垢(じこう、みみあか)

耳垢は、耳の穴(外耳道)の中に皮膚の老廃物や皮脂腺からの分泌物などが混ざってできます。一方で、耳垢には抗菌物質も含まれており、外耳道や鼓膜を保護する役割もあります。たまり過ぎはよくありませんが、取りすぎもよくありません。耳そうじをしすぎると、皮膚に傷がついて、外耳炎という病気になってしまうことがあります。耳の皮膚は、外側に向かって新陳代謝とともに移動しているので、耳垢はある程度は自然に排出されるのですが、たまりすぎる場合は耳鼻科で除去することをおすすめします。特に小さなお子さんは代謝も活発で、鼓膜の観察ができなくなるほどたまってしまい、中耳炎の発見が遅れることがあります。成人の方でも体質的にたまりやすい場合や、補聴器を使用されている方は耳垢がたまりやすくなります。ご心配な場合は、家で無理に取ろうとせず、医療機関でご相談ください。拡大鏡や顕微鏡を用いて、細心の注意を払いながら耳垢の除去を行います。

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