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睡眠時無呼吸症候群

寝ているときのイビキが大きくてお悩みではないでしょうか?もちろん、自分では寝ているときの状態はわからないことが多いのですが、人から指摘されたり、身近な方(やお子さん)が大きなイビキをしている場合には注意が必要です。

子供でも大人でも、大きなイビキがある方は、睡眠時無呼吸(10秒以上の呼吸停止)や低呼吸(酸素不足)を伴っている可能性があります。睡眠時にきちんと呼吸ができていないと、日中の眠気・頭痛・頭重感・だるさなどが生じます。また、集中力低下のため、仕事や勉強に支障がでることがあります。大人では高血圧の一因となることもあり、無治療の場合、将来的に脳血管や心臓の病気にかかる確率が上がるとされています。

症状が疑われる場合、夜間に検査機器を装着していただき(自宅で可能です)、睡眠の状態をモニターします(小さなお子さんでは症状やノドの状態だけで診断することもあります)。睡眠時無呼吸と診断された場合には、その程度や原因に応じて、睡眠時に呼吸をサポートする機器(CPAP)の使用、体重コントロール、鼻やノドの手術、歯に装着するマウスピースの使用、などから適した治療が検討されます。

アメリカのバイデン元大統領は、睡眠時無呼吸症候群でCPAPを使用していることが有名になりました(2023年にホワイトハウスが公式に公表しました)。アメリカでは睡眠時無呼吸の診断や治療が広く普及していますが、日本では約900万人が睡眠時無呼吸症候群と推定されているものの、CPAPの利用者は約70万人と報告されており、これは、アメリカでの利用率の約半分です。また、日本人を含むアジア人は、欧米人よりも睡眠時無呼吸になりやすい骨格的特徴を持つことが知られています。そのため、肥満がない場合でも、睡眠時無呼吸症候群を有していることもしばしばあります。

症状がご心配な場合は、医療機関でご相談ください。

 

#当院では、問診、身体所見(ノドや鼻の診察)、病状から睡眠時無呼吸が疑われた場合には、自宅で検査を行っていただく手配をします(大人の場合)。検査結果がでましたら、再度ご来院いただき、結果の説明を行います。結果に応じて、最適な治療のご相談となります。小児の場合は、年齢や身体所見(特に扁桃やアデノイドが大きいかどうか)をもとに、必要な対応についてご相談となります。

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